真言宗十八本山 第七番 |
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真言宗智山派 総本山 本尊 |
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智積院は、真言宗智山派の総本山である。
この寺は南北朝の頃、紀州根来山の学頭寺として創建された寺で、真言宗中興の祖、興教大師の流れを汲む寺である。 根来山は、天正13(1585)年秀吉の兵火にあったが、当時の学頭玄宥僧正は、多くの学徒と共に京都に難を避けた。 やがて慶長6(1601)年、徳川家康の庇護を受けて復興され、また元和元(1615)年には豊臣氏創建の祥雲禅寺の境内地と伽藍が智積院に下賜された。
その後、学山として連綿とその法灯をかかげて来たのであるが、昭和50年金堂を建立し、本尊大日如来を奉安してより、日に月に参拝者もまし、信仰の山としての一面を表すようになって来た。
出所:『十八本山巡拝案内記』から抜粋
[1] | 『十八本山巡拝案内記』では、法語「翫一心利刀顕教也。揮三密金剛密蔵也。」が解説されています。 |
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更新日:2020/01/18