聖徳太子御遺跡 第九番 |
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浄土宗 本尊 阿弥陀如来 |
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聖徳太子生誕地と伝える橘寺のやや南西の立部集落に位置し、太子二歳像を祀る小さな本堂のみの寺(無住)だ。 その横の細い道を山の方へ登って行くと、旧定林寺の遺構が残り、国の史跡に指定されている。
創建時の定林寺は、『聖徳太子伝暦』に記される太子建立七ヵ寺の一つで、立部寺とも呼ばれた。 いつ頃建てられ、またどのような規模だったのか詳しいことはわからない。 発掘調査によって塔心礎や講堂の跡が確認され、また菩薩塑像の一部や飛鳥時代の蓮華紋瓦の破片も出土。 少なくとも7世紀前半には創建されていたと推定されている。
出所:『聖徳太子の寺を歩く』
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≪本堂≫
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≪定林寺跡≫
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更新日:2019/05/06