西国三十三所
第九番
こう ふく じ なん えん どう
興福寺 南円堂
法相宗 大本山
本尊 
札所本尊不空羂索観世音菩薩
御詠歌はるのひは なんえんどうに かがやきて
 みかさのやまに はるるうすぐも
住 所
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備 考

長岡右大臣藤原高麻呂が子孫繁栄の為に弘法大師に請い、本尊不空検索観音を与えられ、その子冬嗣が聖武天皇の勅を拜して、弘仁4年(813)本堂を建立した。

伝説によれば、春日明神が老翁の姿となって建立に加わり、「補陀洛ふだらくや南の峰に堂建てて今ぞ栄えん北の藤波」と詠んだので堂名を南円堂という。

その為に以後五攝家(近衛・九条・二条・一条・鷹司家)の帰依特に深く、子孫長久の霊像として祀られた。

出所:『西國三十三靈場納経帖』

≪南円堂≫
 この堂は弘仁4年(813)に藤原冬嗣(ふゆつぐ)が父の内麻呂(うちまろ)追善のために建立されました。 本尊の不空羂索観音菩薩坐像を中心に四天王立像などが安置されています。
≪五重塔≫
 興福寺の創建者である藤原不比等の娘・光明皇后の発願で天平2年(730)に建立されました。 日本で2番目に高い五重塔です。
≪中金堂(ちゅうこんどう)
 創建から焼失と再建を何度も繰り返している中金堂です。 文政2年(1819)に規模を縮小して再建された「仮堂」の老朽化が進んだため、平成30年(2018)に創建当時の様式で復元されました。

更新日:2019/09/14