西国三十三所 第十一番 |
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真言宗醍醐派 総本山 本尊 |
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聖宝理源大師が上醍醐の深山において霊感を得て等身大の准胝観音像を刻み、貞観16年(864)山頂に堂宇を建立して本尊とした。
醍醐天皇は深くこれを信仰して皇胤の生誕を祈り、その霊験あって穏子皇后は朱雀、村上天皇を産みたてまつったと伝えられる。
本尊准胝観世音菩薩は、昭和43年再建された准胝観音堂[2]に移され、山頂の本堂は開山堂として、すばらしい周囲の風光の中に残されている。
出所:『西國三十三靈場納経帖』
[1] | 札所名は上醍醐寺になっていますが、正式な寺院名は醍醐寺で、その中の上醍醐です。 |
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[2] | 昭和43年(1968)に再建された准胝堂は、平成20年(2008)8月に落雷による火災で全焼しました。現在は下醍醐の観音堂(旧・大講堂)が仮の札所となり、ここに納経所があります。 |
更新日:2019/09/14