西国三十三所 第十三番 |
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東寺真言宗 大本山 本尊 如意輪観音菩薩 |
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聖武天皇による本朝最初の勅願寺である。
聖武帝が良弁僧正に命じて金峰山に金を得るよう祈願せしめたところ、蔵王権現はこの石山の地が観音の聖地であることを夢に告げた。
良弁僧正は早速如意輪観音を安置して祈願すると、陸奥の金華山より金が掘り出された。
東大寺大仏鋳造完成のころ、天平勝宝元年(749)の創建といわれる。
岩上に座す勅封秘仏が本尊で、『源氏物語』の紫式部ゆかりの寺である。
出所:『西國三十三靈場納経帖』
![]() 京阪石山寺駅から徒歩約10分。鎌倉時代の仏師運慶・湛慶の作と伝わる仁王像に迎えられて山内へ。 |
![]() 穴をくぐると願い事がかなうとされるパワースポットで、ちょっとした冒険気分が味わえます。 |
![]() 石山寺の寺名の由来となった硅灰石。 石灰岩が熱作用で変成してできた石ですが、大理石にならずに硅灰石になるのが珍しいそうで、国の天然記念物に指定されています。 |
![]() 本尊の如意輪観世音菩薩は勅封の秘仏で、33年に一度と天皇陛下即位の翌年にしか開扉されません。 如意輪観音は六臂の像が多いのですが、ここは二臂だそうです。 紫式部が源氏物語を起筆した場所と伝わる「源氏の間」も本堂の相の間の東端にあります。 |
更新日:2019/09/16