西国三十三所 第十六番 |
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北法相宗 大本山 本尊 |
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光仁天皇の勅願寺。
大和国高市郡の僧都延鎮が音羽の滝にたどりついたとき、行叡居士という老翁の暗示を受け此の山中で錬行中、坂上田村麿が妻の安産のためにと鹿の懐児を求めて音羽山に来るに出合い、殺生による安産の非を諭し慈悲を説いて観音に帰依させた。
東夷征伐の折も霊験を得たので、大同2年(807)田村将軍によって当寺が建立された。
本尊は延鎮の刻んだ楊柳霊木の観世音である。
出所:『西國三十三靈場納経帖』
更新日:2019/09/14