西国三十三所 第三十二番 |
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天台宗(単立) 本尊 |
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聖徳太子諸国行脚の時、此の地に至って葦の繁る湖中より人魚が浮び出て、
「私は堅田浦に住む漁師でしたが、殺生を事とし仏法を信じなかったため、このような姿になり悪業の報いに苦しんでおります。
どうか千手観音を奉じて救ってください。」
と哀願したので、太子はあわれに思って尊像を刻み堂を建て、人魚の成仏のため供養したと伝えられる。
この寺の本尊は、その千手千眼観世音菩薩である。
出所:『西國三十三靈場納経帖』
≪仁王像≫
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≪本堂≫
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更新日:2019/09/22