近畿三十六不動尊 第七番 |
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真言宗国分寺派 大本山 本尊 薬師三尊 |
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地下鉄天六(天神橋筋六丁目)より、梅田都島守口線を東へ三百五十米程のところを左折すると、すぐ左側にあるこの寺は、境内に入ると、大都会の中に居ることを感じない程、清閑としている。
門内左手、塀の前に西向きにお祀りされている石仏が、有名な厄除けの水かけ不動尊である。 いつお参りしても、新しい花が供えられ、手向けられた水で、不動尊と二童子が濡れている。 水をかけ、一心に祈ると災難が除かれると云うので、お参りの人が、日々に増えている。
この寺には、もう一体お不動様がいらっしゃる。 本堂を拝み、護摩堂の北側(裏)へ廻ると、大きな銀杏の木の下に、その大樹を背にして、ずんぐりとした姿で立っておられる。 太い大きな剣をもち、見開いた両眼でグッと睨み付けておられる。 如何にも恐ろしいようであるが、よくよく眺めていると、どことなくやさしい慈悲深いお姿に見え、また、ユーモラスにさえ感じるのである。 こちらは、幸せ、実りを与えてくださるお不動様として、“みのり不動”と呼ばれている。
出所:『近畿三十六不動尊』から抜粋
地下鉄谷町線または堺筋線天神橋筋六丁目駅から東へ100m。 |
≪昭和金堂(本堂)≫
薬師如来を中心に日光・月光菩薩が祀られています。 |
更新日:2018/11/02