近畿三十六不動尊 第二十五番 |
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天台宗系単立 総本山 本尊 不動明王 |
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今から千年の昔、村上天皇の皇子、悟圓親王が開創された円満院は、三井寺(園城寺)の中枢的存在であったが現在は単立寺院となっている。
院内には内裏建築の遺構として、重要文化財に指定されている宸殿、相阿弥の作で名所史跡の指定を受けている庭園、通称「三井の名園」や秘宝の数々は、参拝者の心をとらえ和ませてくれる。
円満院の本尊は勿論不動尊であるが、秘仏の為に平素は直接尊像を拝することが出来ない。 しかしあらたかな霊験は、昔からよく知られている。 毎年一月二十八日の初不動の前後三日間と、節分の日には国家安泰の祈願の大護摩供が厳修される。 このときは特に一般信者の為に開運、厄災消除、病気平癒、招福等も併せて祈願されるので、この四日間に限り入室が許され、秘仏を拝むことができる。
出所:『近畿三十六不動尊』から抜粋
京阪石山坂本線別所駅下車、徒歩7分。 |
≪金色不動堂三心殿≫
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更新日:2018/11/02