近畿三十六不動尊 第二十六番 |
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天台宗 本尊 不動明王 |
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この無動寺谷明王堂は、伝教大師最澄がお開きになった天台宗の総本山、比叡山延暦寺の東塔に属し、無動寺谷各坊の本堂であり、比叡山五大堂の随一であると云われている。 比叡山延暦寺は、東塔五谷、西塔五谷、横川六谷の三塔十六谷から成り、大比叡全山が修行の道場である。
明王堂は、貞観六年(864)清和天皇の勅願によって、相応和尚(建立大師)が建てられたもので、ご本尊の不動明王坐像(重要文化財)は、相応和尚が回峰御修練の砌、比良山の奥谷、安曇川の上流、葛川の第三の滝で感得した不動尊を、桂の大木を以て、一刀三礼して、大師自らお刻みになったものと伝えられている。 なお堂内には、このほか、東西不動尊、清和天皇玉体加持の画像、相応和尚御像等が奉安されている。
出所:『近畿三十六不動尊』から抜粋
坂本ケーブル延暦寺駅下車、徒歩約20分。JR京都駅または三条京阪からバスで無動寺下車、徒歩約25分。 |
≪明王堂≫
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更新日:2018/11/02