近畿三十六不動尊 第二十八番 |
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真言宗智山派 本尊 不動明王 |
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お不動さんと言えば成田山、成田山と言えばお不動さんと言われるように、関西の人々に親しまれている成田山明王院は、関西唯一の成田山別院である。 昭和二年(1927)、時の大阪府知事田辺治通氏の実弟で、熱心な成田山不動尊の信者であった田辺真弘氏が、関西信徒を代表して千葉県成田市の大本山、成田山新勝寺へ、別院の建立を願い出たことにはじまる。 その後、京阪電車が広大な境内地と堂宇を寄進し、大本山成田山新勝寺の御本尊大聖不動明王の御分霊を、昭和九年(1934)十一月十五日奉安、関西の大別院として開創されたのである。
明王院の名称は、和歌山の新義真言宗総本山根来寺大伝法院の塔頭「明王院」を、ここに移して別院としたことによる。
成田山と云えば、誰もが交通安全祈願を連想するが、事実、毎日多くの自動車の交通安全祈祷が行なわれている。 なお、芸能界との因縁も深く、芸能人に成田山信者が多い。 特に歌舞伎の市川団十郎は累代屋号を成田屋と称していることは、あまりにも有名である。
出所:『近畿三十六不動尊』から抜粋
京阪香里園駅からバスで成田山不動尊前下車、または駅から徒歩15分。 |
≪本堂≫
大阪市内から鬼門(=北東の方角)、京都から裏鬼門(=南西の方角)にあたることから、現在の地が選ばれたそうです。 |
更新日:2018/11/02