第十八番 |
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西山浄土宗 本尊 阿弥陀如来 |
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西圓寺のある久世築山町は南北朝以前に開拓された小さな農村集落で、かつては南北の川(現在は用水路)を境に「ひがしんじょ(東側)」と「にししんじょ(西側)」とに分かれていた。 西圓寺はその「にししんじょ」の中央に位置する。 近くを流れる桂川が増水しても川底より高位置にあるため浸水することはなかったが、文化5年(1808)の火災で記録文書は焼失。 かろうじて本尊の阿弥陀如来と十一面観音は難を逃がれ、現在も毎月18日には観音講が行われ、ご詠歌が捧げられる。
出所:『らくさい 京都洛西観音霊場札所案内』
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