第二十八番 |
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臨済宗相国寺派 本尊 十一面観世音菩薩 |
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狭い石段を上がると門の右手前に「不許酒肉五辛入庵門」と刻まれた碑が目につく尼寺・蔵泉庵がある。 本山は、相国寺で室町時代の創建と言う。
隠居寺で、本当に小さな造りであるが、庭が美しい。 山続きに苔むし、石踏みが二筋、そして季節には木々花が美しく咲く。 特に、雨上がりには一段と鮮やかさを増す。 そして、観光客はほとんどいないが、その東に比叡山が真正面に見え、桂川越しに京の町が一望でき、晴れた日には桃山城も見える「穴場」が魅力である。
出所:『らくさい 京都洛西観音霊場札所案内』
≪山門≫
山門前の「不許酒肉五辛入菴門」の石碑が、いかにも禅宗寺院といった雰囲気を出しています。 |
≪本堂内≫
本堂内部は、尼寺らしく優しい曲線の造りになっていました。 |
≪御詠歌額≫
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