第三番 |
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天台宗 本尊 清三宝大荒神尊 |
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当清荒神護浄院に奉祀されている「准胝観音さま」は、諸尊堂内観音堂にお祀りしてあり「仏母准胝尊」の遍額が掲げられており、蓮台共に6尺の立像で、寺伝によると、作者由来は不詳ですが、年代は江戸時代初期に池中より出現の木像となっている。
当院のご本尊は「三宝大荒神尊」ですが、ご本尊に次ぐ大切な尊像として、諸尊堂の中央に本尊堂に準じた形で奉祀されている。 大きく立派な尊体で脇士二躰[1尺5寸]と共にお祀りしてある。 准胝観音さまは六観音の一に挙げられ、あらゆる仏さまの母といわれているところから「仏母准胝尊」の名があり、子供を授ける観音さまとして、女の人の守り本尊として広く信仰を集めている。
准胝とは梵名を「ジュンテイ」を音訳したもので、清浄の意があり、また准胝とは衆生の心性を讃える女性名詞とかいわれている。 「准胝観音経」には未来に生まれる衆生をあわれんで、無量の過去仏が悟りを得る為に称えて験のあった「仏母准胝陀羅尼」を説くといった内容で、この真言を称えるとその人を守り、真実の幸せが得られると説いている。
出所:『洛陽三十三所観音巡礼』
更新日:2015/11/29