第八番 |
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浄土宗 本尊 阿弥陀如来 |
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慶長5年(1600)開山専蓮社深譽上人が荒廃の京都伏見の里を念仏行脚している時、金色に輝く阿弥陀様が参拝する人のないお堂に放置されていたのを発見し、もったいなく思い持ち帰り新たにお堂を建て本尊として奉られ、法然上人の専修念仏の教えを旨として大蓮寺を建立する。
安産の寺の由来は、慶安3年に後光明天皇の皇后陛下が懐妊された時、二世霊光和尚に安産祈願の勅命を下し給わり、念仏祈願の功徳あり同年10月15日皇女一宮内親王をご安産されました。 その後、有栖川職仁親王が後光明天皇の意思を継がれ当寺を念仏道場として厚く信仰されて以後代々の有栖川宮家が明治維新まで持続されました。
明治まで現在の八坂神社は祇園社といい、薬師如来を本尊とする観慶寺がありましたが、廃仏毀釈以後は、全ての仏像は縁あって当寺にうつされました。 その中に重要文化財薬師如来、一木彫刻・かや造りの十一面観音菩薩、日光月光両菩薩、十二神将等があり現在も本堂脇檀に安置されています。
出所:『洛陽三十三所観音巡礼』
≪山門≫
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≪本堂≫
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更新日:2015/11/29