第十一番 |
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北法相宗 大本山 本尊 十一面千手千眼観音菩薩 |
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清水寺境内の一番奥、音羽の滝の上手に立つ。 清水寺を開創した行叡上人が音羽の滝で観音行を修練し、止住した草庵の旧跡である。
平安中期の創建されたと思われるが、本堂を模倣して舞台造りとし、御本尊に千手観音、脇士に地蔵菩薩と毘沙門天、眷属の二十八部衆と風神・雷神を祀る。
しかし、御本尊は、本堂の御本尊とは異なって、非常に珍しい、観音補陀落浄土の大教主の威容を示す三面[頭上二十四面]坐像の千手観音像であり、しかも鎌倉初期の大仏師運慶・快慶ら慶派の優作である。
出所:『洛陽三十三所観音巡礼』
≪奥の院≫
奥の院にも小さくせり出した舞台があり、ここも観光客であふれています。 |
≪奥の院≫
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更新日:2015/11/29