第二十六番 |
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浄土宗鎮西派 本尊 阿弥陀如来 |
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正運寺縁起によりますと「當寺観世音菩薩は昔、天明の大焼により火中において御厨子共にのこり給う、謹み案ずるに是れ何ぞや、必ずしも衆生利益の御神霊存す故なり、方今縁起を尋ねるに昔京都に運慶と伝える仏工師あり多くの仏像をきざみおきしにある日、光明赫々として室内を照らす事あり慶大におどろき不思議に思い、即ち窺うに身の丈一尺二寸ある十一面観世音菩薩の像よりなり、夫れより俗舎に置奉る事恐れて當寺に安置し奉りけり。」と書かれております。
御堂に安置されている身の丈一尺二寸(約36センチ)の木彫りの観音は奈良長谷寺の本尊と同木であると言い伝えられています。
寺伝によれば十一面観音を参詣された身重の女性がこの寺で無事出産されたと伝えられ、そこからは「安産寺」として女性信仰篤く参詣者が多かったようです。
出所:『洛陽三十三所観音巡礼』
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≪観音堂≫
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更新日:2015/11/29