丹波七福神 第三番 |
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臨済宗妙心寺派 本尊 観世音菩薩 |
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頭巾をかぶり、左肩に大きい袋をかつぎ、右手には打ち出の小槌を持ち、米俵を踏まえてのふくよかなお姿が大黒様です。 しかし本来はインドにおける仏教の守り神であり、争いや災いより護る憤怒相の神であったようです。
後に日本においては民族[1]信仰と結びつき、五穀を司る神として日常の財政経済をスムーズにし、福徳利益をもたらす神様として崇められました。
出所:丹波七福神スタンプ用台紙
往古・真言宗の寺であったとも言われていますが、元和2年(1616)京都花園妙心寺の長興院より、南渓和尚が移住され、開山として再建され、禅宗(臨済宗)となり、妙心寺の末寺となりました。 現在の本堂は昭和9年に改築されたものです。 境内の東北の一角にある薬師堂は、寛延元年(1748)の創建で、堂内には薬師如来・地蔵菩薩・大黒天の木造が安置され、安産・火除けの霊像として古くから信仰を集めています。 大黒天は、丹波七福神札所三番目の霊場として多くの人達が訪れています。
出所:「蔵宝寺(千歳町)」説明板
ウォーキング・サイクリングマップには養仙寺から蔵宝寺まで1.4kmと書かれていますが、これは最短ルートの場合でしょう。 和らぎの道を経由するルートだと2kmほどあり、途中で愛宕神社(元愛宕)を参拝していると徒歩40分ほどかかります。 |
≪大黒天石像≫
目印の大黒天石像は薬師堂の手前にありました。 |
≪薬師堂≫
堂内は薬師如来を中心に向かって左に地蔵菩薩、右に大黒天の木造が祀られてます。 |
≪御朱印とスタンプ≫
薬師堂には大黒天が祀られていることを示す札のほか、御朱印とスタンプの入ったクリアボックスが置かれていました。 |
[1] | 「民俗」あるいは「民間」の誤記かもしれませんが、原文のまま表記します。 |
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更新日:2024/03/23