新京極八社寺 |
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浄土宗西山禅林寺派 本尊 阿弥陀如来 |
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肌のトラブルにご利益
「くさがみさん」
善長寺は永正[1]の初めに忍想上人により綾小路室町善長寺町に創建され、天正十九年[2]に豊臣秀吉の名[3]で現在地に移転、徳川家康上洛の折の定宿であった。 地蔵堂に祀られている秘仏地蔵菩薩は鎮護国家、無病息災、延命の守護仏として深く信仰され、瘡神といわれる大原大明神の直作であるところから、「くさ(ふきでもの)」の神さん、「くさがみさん」といわれるようになったのではないかと推測されている。
出所:『新京極8社寺 フォトブック』
新京極通の賑わいの中にありながら、細い路地の奥にひっそりとたたずんでいるといった感じの善長寺さんです。 |
「くさがみさん」の名で信仰を集めている地蔵尊は「立江(たちえ)地蔵」または「枕反(まくらがえし)地蔵」とも呼ばれ、洛陽四十八願所地蔵めぐりの第35番札所でした。 |
[1] | 永正年間は西暦1504年から1521年の間です。 |
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[2] | 天正19年は西暦1591年です。 |
[3] | 「命」の誤植かもしれませんが、原文のまま表記します。 |
更新日:2014/12/24