京都五社 東・蒼龍 |
|
祭神 |
|
明治維新まで「祇園社」と称されていた八坂神社は、今も「祇園さん」と呼ばれ親しまれている。 四条通の東端にある西楼門(重要文化財)は京都観光のシンボル的な存在。 鎌倉時代の絵図には、本殿(重要文化財)とともにほぼ現在に近い姿が描かれている。 七月の「祇園祭」では一月間にわたって疫病退散を祈願する様々な神事・行事が行われ、特に華麗な山鉾巡行、勇壮な神輿渡御が有名。 また火縄をくるくると回しながらご神火をもち帰る「をけら詣」は、年末年始を代表する京都の風物詩となっている。
ご祭神の素戔嗚尊は、日本で初めて三十一文字の和歌を詠み、和歌神としても崇められている。 それにちなんで、毎年一月三日には十二単姿の姫たちによる「かるた始め」が開催される。 境内の「美御前社は「美の神」として女性に人気。 社殿前に湧くご神水は肌の健康を守る、知る人ぞ知る「美容水」である。
【由緒】
素戔嗚尊、櫛稲田姫命、八柱御子神の三座の神を祀る。
社伝によると、その歴史は平安遷都の約百五十年前の斉明天皇二年(六五六)の始まる。
都の発展とともに全国から崇敬を集め、現在も日本各地に約三千の分社が存在している。
本殿は、日本最大の神社本殿建築である。
出所:『京都五社めぐり』パンフレット
更新日:2016/01/17