京都十三佛
第三番
かい こう じ
泉涌寺 塔頭 円通山 戒光寺
真言宗泉涌寺派 準別格本山
本尊 釈迦如来立像
札所本尊文殊菩薩 三七日の守り佛
御真言おん あらはしや のう
御詠歌なむもんじゅ さんぜしょぶつの ははときく
 われもこなれば ちちぞほしけれ
住 所
電 話
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備 考


御和讃

智恵ちえ利剣りけんをふりかざし 無明むみょうやみを切り開き 三世さんぜ覚母かくもあおがるゝ 文殊菩薩はありがたや

お身代わりの丈六さんとして名高い戒光寺は、鎌倉時代の安貞二(一二二八)年、後堀河天皇の勅願寺として猪熊八条に創建、応仁の乱の戦禍を逃れ堀河一条東へ。 太閤秀吉により河原町三条に移転され、後水尾天皇の思召しによって泉涌寺山内に移転されました。

本尊釈迦如来立像は、後水尾天皇を即位争いの暗殺より御命を救い、代わりに首元から血を流された故事により身代わり丈六釈迦如来と呼ばれます。

「三人寄れば文殊の知恵」で有名な文殊菩薩は、普賢菩薩と共に釈迦三尊の脇佛として知られます。 当山の文殊菩薩は、境内の泉山融通辨財天と共に智恵授けの佛として、また卯年の護り本尊として厚く信仰されています。

出所:『京都十三佛巡拝納経』

更新日:2018/01/18