京都十三佛 第六番 |
|
真言宗泉涌寺派 総本山 本尊 釈迦・弥陀・弥勒 |
|
![]() |
御和讃
佛入滅のその後に 此世に出現ましまして 深きみ法を示さるゝ 弥勒菩薩はありがたや
天長年間、弘法大師がこの地に一宇を結び法輪寺と名付けられたが、後、仙遊寺と改称、承久元年に月輸大師俊芿律師が後鳥羽上皇に上表して大伽藍を造営し、清泉涌出の瑞によって泉涌寺と改められた。
我が国唯一の皇室香華院で、境内には四条天皇以降多くの御陵墓があり、霊明殿に歴代皇室の御霊が奉祀されています。
本堂仏殿の御本尊は、釈迦・弥陀・弥勒の三尊仏で、過去・現在・未来の三世に亘って人類の安泰と幸福を守っておられます。
出所:『京都十三佛巡拝納経』
![]() 皇室との関係が深く御寺(みてら)と呼ばれる泉涌寺には、四条天皇をはじめとする歴代天皇や皇族の25陵、5灰塚、9墓が集まった月輪陵(つきのわのみささぎ)・後月輪陵(のちのつきのわのみささぎ)、孝明天皇の後月輪東山陵、後堀河天皇の観音寺陵などがあります。 |
![]() 大門を入って真っすぐ伸びる長い参道の先に、仏殿と舎利殿が一直線に並んでいます。 写真では伝わりにくいと思いますが、その雄大な威容に圧倒されます。 仏殿には運慶作と伝える阿弥陀・釈迦・弥勒の三尊仏が安置され、舎利殿には釈迦の仏牙舎利が奉安されています。 |
![]() 大門を入ってすぐ左手奥にある観音堂に祀られた聖観音像は、その姿の美しさから玄宗皇帝が亡き楊貴妃の冥福を祈って造られた像との伝承を生み、楊貴妃観音と呼ばれて来ました。 |
![]() 泉涌寺の名の由来になった清泉を覆う屋形で、寛文8年(1668)に再建されました。 |
[1] | 泉涌寺の山号は一般に東山または泉山とされていますが、ここでは納経帖に従って月輪山としました。 |
---|
更新日:2018/01/03