大覚大僧正ゆかり 脱履道場 |
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本門法華宗 大本山 本尊 |
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日像上人脱履道場
永仁二年(一二九四)日像上人によって開創。 柳酒屋の妙蓮老尼が深く日像上人に帰依し、邸内に一宇を建立したことに因み、「柳」の文字より「木」「卯」、老尼の「妙蓮」をいただき、山号を卯木山(うぼくさん)、寺号を妙法蓮華寺とした。
度々法難に遭いながらも、応永年間(一四二〇年代)に日慶上人が寺院の再興に尽力し、寺号を妙蓮寺とした。 日慶上人は再興本願主(さいこうほんがんしゅ)と称される。 第八世には皇室ゆかりの伏見宮家と関係の深い日応僧正を迎え、更に第九世には今出川菊亭殿の公達日忠上人があたり、法運は隆昌を極めた。
天文五年の法難(一五三六)、天明八年(一七八八)の大火等の災難に遭い、堂宇は悉く焼失し、わずかに宝蔵・鐘楼を残すのみとなったが、寛政元年(一七八九)より漸時復興し、塔頭八ヶ寺を擁する現在に至る。
奇しくも妙蓮寺第二租大覚大僧正第六百五十遠忌、妙蓮寺第七祖で門流唱導師日隆上人第五百五十遠忌を、平成二十五年五月十一日、十二日にお迎えするに当り、二百二十年ぶりの本堂屋根・内陣の大補修工事に取り組んでおり、四月十二日落慶開堂式て完成する。
出所:『大覚大僧正ゆかりの京都本山めぐり』ポスター
更新日:2020/11/20