京都文殊 第二番 |
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浄土宗西山禅林寺派 総本山 本尊 阿弥陀如来 |
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総門から境内に入ると弁天池を中心にして、紅葉や松が別世界をつくっています。 境内は、そう広くはないのですが、幽すいな雰囲気がするのは東山の山腹へと諸堂が連なっているためでしょう。
山ざとは松のこえのみ聞きなれて
風ふかぬ日はさびしかりけり 蓮月尼
これは幕末の歌人、大田垣蓮月が詠んだ歌ですが、彼女は永観堂71代天華住職と親交あつく、弁天堂に仮寓したためです。
永観堂の方丈は釈迦堂とよばれています。 これは方丈に釈迦三尊像を安置するためで、三尊の一体が文殊菩薩像です。 舟形光背に美しいお顔、蓮弁の上に半跏坐(はんかざ)していて、獅子の足部も太く安定感があります。
出所:『京の福神めぐり』
更新日:2021/12/16